。比較的オーソドックスなスタイルが採用されているので,普段からRPGをプレイしている人であれば,とくに戸惑うことなくゲームを進めていけるはずだ。 本作では,プレイヤーがゲームを進めていく過程で,幾度となく「重大な決断」を迫られることになる。そこでの選択次第で,pso2 rmt,その後のストーリー展開が大きく変化するため,プレイヤーは熟考に熟考を重ねて選択肢を選ぶ必要がある……のだが,中にはどちらを選べばいいのか見当も付かない場合もあるだろう。ときには誤った選択を選んでしまい,悲しい結末を迎えてしまうこともありえる。しかし,だからといって嘆く必要はない。本作では,バッドエンディング的な結末を迎えてからが本番なのだ。 一般的なRPGであればほとんどの場合,間違った選択をしてしまったら,そのルートでそのままゲームを進めるか,やり直すしかないが,本作ではヒストリアへと赴き,歴史を変える力を持つ「白示録」を通じて過去に戻り,過去を“やり直す”ことができる。“バッドエンディング”だった過去に移動して過ちを正し,正しい歴史を作り上げていけることこそが,本作最大の特徴なのだ。過去に戻るため,プレイヤーは当然「一度確認したストーリー」を繰り返し見ることになるが,(RPGとしては珍しい)スキップ機能が用意されているおかげで,“作業感”を感じることはない。自分の選択によって,本来死ぬ運命だった人物を救えたときなどの達成感は,まさに本作ならではの魅力と言えるだろう。 ちなみに,白示録の能力は万能ではなく,歴史の分岐点といえる重要なポイントへしか移動できないので,その点はご注意を。 過去に遡り未来を変えていくというタイムトラベル的な要素は,物語のテーマとしては特別珍しいものではないが,それがファンタジーRPGにおいて,システム的にも重要な意味を持つケースとなると,あまり多くはないように思う。 本作はタイムトラベルという能力を主人公に付与して,プレイヤーに「自分の行動が未来を変える」ことへの責任感や使命感を強く意識させる,ドラクエ10 RMT。この仕掛けは予想以上にうまく機能しており,プレイヤーは重厚長大なストーリー展開にだれることなく,モチベーションを保ったままゲームを進めることができるのだ。 グリッド移動を利用したパズル的要素がバトルシステムに奥深さを付与 ラジアントヒストリアの戦闘システムは,ターン制のコマンド選択式で,インタフェースも一般的な国産RPGからかけ離れていない
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